灼眼のシャナXX(20巻)

<あらすじ>

“祭礼の蛇”坂井悠二&本体の帰還

大命宣布
大命の内容:両界の狭間に新たな世界『無何有鏡』(ザナドウ)を作る。『無何有鏡』は存在の力が溢れる紅世の徒の楽園である。


フレイムヘイズは“祭礼の蛇”帰還阻止に失敗し撤退作戦“引潮”を開始

“祭礼の蛇”坂井悠二は『無何有鏡』が出来れば全ての徒はそこへ行き、紅世から徒が来る事も無くなる。フレイムヘイズはもう戦わず済み、平和な世界が訪れると呼びかけ、今まで世界の安寧のために戦いを続けてきたフレイムヘイズの存在と使命の意味を失わせ心を折る。心を折られたフレイムヘイズたちは総崩れとなりただただ逃げ出す。

“千変”シュドナイの指揮の下、掃討戦が行われる。

『炎髪灼眼の討ち手』シャナと『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルが“千変”シュドナイを引きついている間に、『大地の四神』の一人である『皓露の請い手』センターヒルの大結界『トラロカン』が展開され、“煬煽”ハボリムの『熒燎原』が消される。

『弔詞の詠み手』マージョリー・ドー、『極光の射手』キアラ・トスカナ、『鬼功の繰り手』サーレ・ハビヒツブルグがシュドナイに不意打ちを仕掛けると共に、そのままキアラがセンターヒル以外の全員を連れて脱出。センターヒルシュドナイをひきつける役として戦い死亡。
偽の天道宮を作りおとりをしていた『犀渠の護り手』ザムエル・デマンティウスも力尽き死亡する。

地下に埋められて隠された天道宮にフレイムヘイズは隠れる。

仮面舞踏会は“祭礼の蛇”本体が動けるようになるのを待ち、大命完遂の地である御崎市へ向かう予定。


<感想>

・三柱臣&祭礼の蛇の帰還を見て消えた“嵐蹄”フェコルーの最後は中々どうしていいじゃないか。
・挿絵の坂井悠二を見て、これは誰だと思ってしまった。
・“彩飄”フィレスが最後の最後に影響しそうなことを何かやってるなー。
・新キャラが出たと思ったら死ぬ位の勢い。センターヒルに至ってはシュドナイとの戦闘の描写がろくに無いまま死亡。
・あとがきに書いてあったが最終章の前編らしい。まだ長そうだw
・各キャラがちょっとずつ活躍している感じがした。性格にいえば登場キャラが多くてそう感じるだけなのだが。